タロット占い師のゆうこです。
今回は真面目なお話です。
ALSと安楽死について、自分で何度も何度も考えてきました。
私自身では、やはり安楽死も選べる方がいいと思っています。
実際私が今病気になったら安楽死を選んでしまうかもしれません。
私の友人は7年ほど前に ALS で亡くなりました。そして、安楽死という言葉は最期まで聞くことはありませんでした。
発病してから1年ほどで身体が動かなくなり、 寝たきりになるまでの1年半程は精神的にとても辛そうで、見ていて私も辛かったです。
彼女自身が介護の仕事をしていたので、自分が病気でどうなっていくかを分かっていました。
彼女が発病して間もない頃は、よく泣いていたした。
『お風呂いっぱいぐらい泣いちゃったよ。』
とか
『動けなくなったら自殺することもできなくなっちゃうよ。』とも言っていました。
ALS は人によって病気の進行が違いますが、 彼女は進行が早いほうでした。
発病して1年半ほどで寝たきりになり3年ほどで呼吸器をつけるようになっていました。
私は彼女に会いに行き、呼吸器をつけるまではたくさん会話することもできました。
彼女はもともと明るく活発で、社交的な性格です。
寝たきりになった彼女が心配でしたが、彼女はどんどん進化していきました。
同じ病気の人たちとのコミュニティの中で活躍したり、新しい友人を作ってALS協会で活動していました。
一度落ち込んで自殺も考えた彼女が、どんどん明るく大きな人になっていく、そんな彼女を見ていました。
自分だったら安楽死したいという気持ちが強く、「頑張って生きてね」、とは最期まで言えませんでした。
彼女は 何も言わなかったけれど、私の気持ちは十分わかっていたようです。
自分で生きることを選ぶ彼女の強さには驚かされましたし、励まされました。
私は呼吸器をつけて、身体が動けない彼女に会いに行き、自分の悩みを聞いてもらったこともあります。
ヘルパーさんに席を外してもらいふたりっきりになりました。
意思疎通は、文字盤の視線を読み取るというものですが、うまくできないので、私が一方的に話すという形です。
私は自分の思いを一方的に話し、吐き出すことで楽になりました。
彼女は私をじっと見つめるだけです。
でもとても心が落ち着いたのを覚えています。
その後帰宅して数日後、驚いたことに彼女から手紙が届きました。
その手紙は彼女のお母さんが代筆したものでした。
そこには短いけれど、私への励ましの言葉が書かれていました。
病気で全く動けず寝たきりの彼女に励まされ、感謝と申し訳ない気持ち、彼女の存在の大きさを感じました。
生きているだけで存在価値のある彼女、大きな強い愛が伝わってきました。
私は彼女のように大きくなれないけれど、難病の人たちはその存在だけで尊いんですね。
彼女が生きていたら安楽死について何と言うでしょう。
彼女の印象的な言葉があります。
『私は、どんなことでもサラッとできる人になりたい。』
有言実行できた彼女が本当に自慢です。
彼女にいつも見られている気がします。
そして彼女から教られたことは大きすぎて、上手く生かせているかといつも思っています。
お読みいただきありがとうございました。
↓公式LINEは、特典やお得な情報を発信しています!
ご登録特典は、あなただけのメッセージをタロットカードとオラクルカードから2枚、画像付きでお贈りします😊
お友達追加の上、メッセージのテーマ(仕事、恋愛など)をコメントください!!

最近読んだ本↓ 『死』について考えたいと思っているあなたへ